身体は前後・左右はもちろん上下や内外のバランスが取れることでより安定します。そして身体が安定すると軸をとらえやすく、身体感覚を得やすくなり、身体を伸ばしやすくなります。目で見えるバランスだけでなく、身体で感じるバランスも動きには重要です
つい力が入ってしまう、同じ所ばかりを使って痛みがある、もっと楽に動けるようになりたい、などの要望に筋膜の動きを滑らかにして動きの幅を広げ、無意識に行っているmovement(動き)のパターンに選択を増やして、意識や感覚で質の変わるパフォーマンスの幅を広げるきっかけを見つけることを重点に置いています
ロルファー:岡部 勝己
毎日身体を酷使していて、全身に疲れを感じている様でした。ダンスのパフォーマンス向上と、溜めこんだ疲れを取り除くのにロルフィングが適していると思い10シリーズを受けて下さる事になりました。
身体を無理に固定させて動作をしている為に、強張りが起こり疲れやすくなっている様です。身体の繋がりを意識したロルフィングムーブメントで、疲れにくく無理の無い身体の使い方を徐々にインプット出来る様にしたいと思います。
身体は前後・左右はもちろん上下や内外のバランスが取れることでより安定します。そして身体が安定すると軸をとらえやすく、身体感覚を得やすくなり、身体を伸ばしやすくなります。目で見えるバランスだけでなく、身体で感じるバランスも動きには重要です
つい力が入ってしまう、同じ所ばかりを使って痛みがある、もっと楽に動けるようになりたい、などの要望に筋膜の動きを滑らかにして動きの幅を広げ、無意識に行っているmovement(動き)のパターンに選択を増やして、意識や感覚で質の変わるパフォーマンスの幅を広げるきっかけを見つけることを重点に置いています
首を回すと身体も同時に回ってしまう様でした。
僧帽筋等の強張っている筋肉を、動きを加えながら筋膜リリースしました。無理に引きはがすように首を動かすのではなく、背骨の繋がりや体軸を考えていただいて、胸部と背部にタッチを加えて首のムーブメントを行うことでスムーズになり、周囲の筋肉も連動して柔らかくなっていきました。「首が力まず動かせます。思考を変えるだけで動きも変わるのには驚きました。」とコメントを頂戴しました。
ステップを踏み続ける為に、足は疲れて硬くなっている様でした。
骨間膜、脛骨筋など硬くなっている箇所を丁寧に筋膜リリースやオステオパシーのカウンターストレインで緩めていきました。ひどく硬くなっている所の負担を減らすために、ステップを踏む力が背中に繫がって上へと流れていく動きをムーブメントで導いていきました。「足の負担が減って楽です。身体の繋がりを意識してステップしてみます。」とコメントを頂戴しました。
肩に力を入れて腕を動かしているようでした。
腕の区切りを肩ではなく、鎖骨と仙骨から始まっているという風に意識を変えてムーブメントを行いました。肘を用いて前鋸筋を活性化するようムーブメントで導き、腕と体幹のバランスを改善し自由に動かせる様にしました。「腕と身体の繋がりを感じながら動かせ、より大きな動作が可能になりました。」とコメントを頂戴しました。
脚の内側や身体のコアに、あまり注意を向けていない様でした。
脚の内側を意識してムーブメントで動かして、眠っていた筋肉を目覚めさせました。骨盤のムーブメントをゆっくり行い、骨盤底筋を活性化させました。骨盤底によって体幹部が守られている事を実感しながら体重を乗せていく事で、身体のコアとなる部分を目覚めさせて行きました。「上半身の安定感が増えて、身体の中心が出来た感じがします。」とコメントを頂戴しました。
お腹に必要異常の力を入れている様でした。
タッチに身を委ねていただいて、腹部全体にある緊張を緩めていきました。大腰筋に意識を向けてムーブメントをして、脚の動きに広がりを持たせました。無理に腹部に力を入れなくてもバランスを崩さずに動けるように、身体全体でのまとまりを考えて大腰筋を活用する事で、少しずつ新しい動作が身について行きました。「お腹に必要以上に力を入れないで脚が出せるようです。」とコメントを頂戴しました。
臀部の硬さが妨げて、骨盤が自由に動いていない様でした。
仙骨周囲の軟部組織をリリースし、腸骨、寛骨、腰椎其々に動きが出やすくなるようにしました。骨盤と腰椎の安定感が増え、歪みが減り、骨盤から首までの繋がりが出来ました。手のムーブメントを加えながら腰部の筋膜をリリースして硬さを取り、背面の繋がりを持たせました。「背中が伸びて繋がった感じです。身長が伸びたようです。」とコメントを頂戴しました。
顔の緊張が身体を硬くしている様でした。
顔の筋膜をソフトにゆっくりとリリースして、頭部の緊張を取り除きました。顔から始まって首、背中を通って骨盤へと背骨全体の連なった動きをムーブメントで強め、顔や腰部の緊張が背骨を通して首や肩へと繋がっていく事を体感して頂きました。「頭がスッキリして、周りがハッキリと見えるようになりました。頭と顔の大切さがわかりました。」とコメントを頂戴しました。
上半身を固定させる事に意識を向け過ぎてしまう様でした。
硬くなっていた距骨と踵骨周囲の軟部組織をリリースし、立位でのバランス、歩行時での足と上半身の繋がりをムーブメントで強化しました。足の指と膝を真っ直ぐに出す歩き方を身体に覚えて頂く事で、中心位置が明確になり背がスッキリ伸びました。「足への感覚が強くなって、身体が1つにまとまった感じがします。」とコメントを頂戴しました。
各パーツの力強さが際立って、しなやかさが少ない様でした。
横隔膜にソフトタッチして呼吸が大きく全体に広がるように導きました。前腕部の骨間膜を筋膜リリースした後で、腕から胸、鎖骨、背中、仙骨との繋がりに意識をむけていただき、腕が楽に動くようにムーブメントで導きました。楽に動かす事が、力まず簡単に出来ることを覚えると身体の不必要な緊張が解けていきました。「腕が軽くなって、重りが取れたみたいです。」とコメントを頂戴しました。
古い身体の使い方から、少しだけ抜け出せないでいる様でした。
力を抜いた状態でも上半身が安定するために胸から前に出ていくイメージと、後頭部に意識を向けて歩くムーブメントで楽な歩行を導きながら、身体に繋がりを持たせました。下半身を有効に使うためには、上半身を崩さずに三次元的な空間を意識するという事をダンスの動作に合わせて身体に染み込ませていきました。「力を抜いて動かせます。身体は隅から隅まで繋がって、それぞれを生かしている事がわかりました。」とコメントを頂戴しました。